人に頼むという選択肢
機器では分からないことがあります。実際に会わないと分からない変化は必ず残ります。
介護保険で頼めること
要介護認定を受けている場合、訪問介護(ホームヘルプ)が使えます。ただしできることの範囲が決まっています。
身体介護。入浴、排泄、食事の介助、通院時の乗降介助。
生活援助。本人のための調理、洗濯、掃除、買い物。
重要なのは「本人のための」という条件です。家族の分の食事、来客の対応、本人が使わない部屋の掃除は対象外になります。
保険外でしか頼めないこと
次のようなことは介護保険では頼めません。
・本人と一緒に出かける(買い物の付き添い、散歩、外食、旅行)
・話し相手になる、趣味に付き合う
・大掃除、庭の手入れ、片付け
・ペットの世話
・家族の分も含む家事
・要介護認定を受けていない段階でのサポート
この最後が見落とされがちです。「まだ元気だが少し心配」という段階では、介護保険は使えません。この期間を埋めるのが保険外サービスです。
保険外で頼める内容を確認する
介護保険では頼めない用事にも対応するサービスがあります。相談は公式サイトから確認できます。
- 掲載内容は公式サイトの公表値です
- 設置や利用の条件は各社にご確認ください
- 介護保険の適用範囲は自治体・要介護度により異なります
頼むときの選び方
1. 対応できる範囲。何を頼めて、何が頼めないか。最初に一覧で確認してください。
2. 対応エリア。親の住む地域が対象か。地方は選択肢が限られます。
3. 最低利用時間と単位。1時間からか、2時間からか。
4. 同じ人が来るか。毎回違う人だと、変化に気づきにくくなります。
5. 報告があるか。訪問後に様子を家族に伝えてもらえるかが、離れて暮らす家族にとっては最も重要です。
費用と頻度
保険外サービスは全額自己負担です。時間単価×時間×回数で計算します。
費用を抑えるなら、「毎日は機器、週1〜2回は人」という組み方になります。機器は24時間動きますが状況は分かりません。人は状況が分かりますが毎日は頼めません。
そして何年続くか分からないのがこの支出の特徴です。無理のない頻度から始めて、状態に応じて増やすほうが続きます。
家族の役割
外部に頼んでも、決めるのは家族です。次を先に決めておいてください。
・誰が窓口になるか(複数人が別々に手配すると混乱します)
・費用を誰がどう負担するか
・異変があったとき、誰が行くか
・本人の意思をどこまで尊重するか
この4つが決まっていないと、サービスを入れても家族の間で揉めます。先に話しておくほうが、後の負担がはるかに小さくなります。
地域と内容を伝えて相談してみる
対応エリアと頼める内容は地域によって変わります。公式サイトで確認できます。
- 掲載内容は公式サイトの公表値です
- 設置や利用の条件は各社にご確認ください
- 介護保険の適用範囲は自治体・要介護度により異なります